今回は昭和57年4月14日に竣功式を行い、59年3月31日に事業が完了し、現在の一庫ダムとなるまでを写真や工程表等でたどります。
基本計画が決定したのは、昭和43年6月でしたが、その後、工事用道路新設工事に着手したのは、昭和51年2月で、それ以降、様々な部分のダム工事が行われました。大掛かりな工事としてまず川の流れを維持するための転流、土の掘削、そしてコンクリート打設と工程は進みました。
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転流は右岸ダム軸上流約65m付近に呑口を、下流約200m付近に吐口を設け、馬蹄形断面の仮排水トンネルを施工した。ダムサイト下流約400mに人家が密集しているため、騒音、振動等の配慮から、昭和52年6月8日上流呑口より全断面掘削で施工、昭和52年9月10日貫通し、昭和52年11月21日より転流を開始した。 |
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ダムサイトの左右岸の地形は非対称で、山腹の傾斜は左岸約30度、右岸約50度である。地質は古生層丹波層群に属する砂岩、粘板岩およびそれらの互層からなっている地層である。昭和52年5月から昭和54年1月までの間に、累計759,900立方mの掘削を行った。
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コンクリート打設は、昭和54年3月から、昭和57年3月までの3年間で、累計441,995.5立方mが打設された。
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昭和54年3月
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昭和54年12月
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昭和57年4月 竣工式 |
昭和56年2月
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昭和57年3月 |
昭和56年8月 |
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