日吉ダムとは?

 日吉ダムは、淀川の総合開発の一環として、淀川水系桂川に建設された多目的ダムです。
 ここでは、「ダムの大きさ」「ダムの役割」などを大まかにご紹介しています。 
日吉ダムはどのくらい大きいの?
● 貯水池の広さ ● ● 貯水池に貯められる水の量 ●
 貯水池の広さは2.74km2で、これは甲子園球場の約70個分にあたります。  貯水池に貯められる水の量は6,600万m3で、これは東京ドームの約53杯分にあたります。
● 日吉ダムの大きさ ● ● 使われたコンクリートの量 ●

 日吉ダムの幅は438mで、これは小学生365人が手をつないだ長さと同じです。  日吉ダムの体積は約67万m3で、使われたコンクリート量は、ミキサー車約15万台にあたります。
日吉ダムはどういう働きをするの?
● 洪水に挑む ●
 淀川・桂川が流れる流域、なかでも日吉ダム下流にあたる亀岡市などでは、これまで洪水による被害がたびたび起きてきました。日吉ダムは、下流域の水害を少なくするために働きます。
● 水枯れを防ぐ ●
 桂川の水は、桂川にそった地域でさまざまな用水に使われています。日吉ダムは、年間を通じて安定した水量を保つとともに、魚など川にいる動植物の生息環境を守るために役立ちます。
● 水の恵みを広く活かす ●
 日吉ダムによって、京都府はもちろん、阪神地区で水道用水として使える水が毎秒3.7m3(約100万人分)増え、広い地域の暮らしに役立ちます。
● 京都府 南部地域 1.160m3/s
大阪広域水道企業団 1.576m3/s
伊丹市上下水道局 0.210m3/s
阪神水道企業団 0.754m3/s
  (尼崎市・西宮市・芦屋市・神戸市)
ダムの管理はどんなことをするの?
水の量をコントロール
 日吉ダムは、桂川流域の人々の暮らしや生命に欠くことのできない重要な任務を受け持っています。その目的に応じて大きく3つの管理業務を行っています。
● 高水管理 ●
 台風や豪雨の際に、桂川での水害をくい止めるために、流れ込む大量の水を一時的にとどめ、安全な範囲で放流します。
● 低水管理 ●
 降雨量が少なく、水不足の恐れがあるとき、水道水や農業用水などに必要な水を計画的に供給します。
● 施設管理 ●
施設管理 ダム本体の動き(水圧などによるたわみなどの変化)の観測や、巡視船などでのダム湖のチェック、各施設の整備・点検・データ検証などを日常的に実施して、ダムがいつもベストな状態で任務を果たすことができるようにします。


もっと詳しく日吉ダムについて知るには?


作成者情報
Copyright © IAAJWA Hiyoshi Dam Operation and Maintenance Office All rights reserved.