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流水の正常な機能の維持

 

・前深瀬川・木津川は、耕地に対する水源として広く利用されており、川上ダム〜上野地区に17の井堰があり、複雑な水利用が行われています。

・平成23年2月に認可された現行の事業実施計画においては、前深瀬川及び木津川の既得用水の補給等流水の正常な機能の維持と増進を図るものとしています。  
◆直轄区間における維持流量設定(ダム検証における目標流量)

・木津川の直轄管理区間の維持流量は、木津川の指定区間(三重県が河川整備計画策定にあたり検討)と同様の考え方で検討したところ、大内地点では、2〜6月で約 0.8m3/sとなりました。

この地図は、国土地理院発行の数値地図200000(地図画像)『京都及大阪、名古屋、和歌山、伊勢』を使用したものです。

 
◆ダム検証における正常流量の確保について

・木津川(直轄区間)の大内地点の目標は、維持流量に水利流量等を考慮し、約 1.2m3/s(2月〜6月)としました。

・木津川(指定区間)の依那古地点、比土地点については、維持流量に水利流量等を考慮し、それぞれ約1.7m3/s(2月〜6月)、約2.3m3/s(2月〜6月)としました。

・前深瀬川については、耕地に対する水源として3箇所の井堰から取水しており必要最小限の既得水利量を確保することとしました。