平成21年5月4日(月・祝)、滋賀県余呉町上丹生において『茶わん祭り』が開催されました。滋賀県の無形民俗文化財にも指定されている『茶わん祭り』は、室町時代から行われていたと考えられており、陶器をつくる技を神から授けられたことに感謝し、丹生神社に陶器を奉納したのがはじまりといわれています。
6年ぶりの開催となる今回の茶わん祭りですが、その観客数は9千人とも報道さています。祭りに訪れた観客は、奉納された稚児の舞の華麗さ、茶わんで作られた山飾りをのせた3基の山車の勇壮さ、サス(山飾りの支え)が外された時の不安定ながらも崩れない様子に大歓声でした。
![]() 稚児の舞(神子の舞) |
![]() 花奴の花傘踊り |
![]() 山車の巡行 |
![]() サス(竹の支え)が外されて… |
3基の山車の演題は毎回異なり、山車ごとに3人合計9人だけが伝承する山車飾りづくりの技を競っていました。今回の芸題は、次のとおりです。
@『岩見重太郎 狒狒(ひひ)退治の場』 | (寿宝山 橋本組) |
A『忠臣蔵 討ち入りの場』 | (永宝山 中村組) |
B『先代萩 足利家御殿の場』 | (丹宝山 北村組) |
●3基の山車の芸題の詳細(PDF:約120kB)はこちらから
●『茶わん祭り』の写真集(PDF:約2.1MB)はこちらから