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高時川上流域で河川環境体験学習会(アユの放流体験)が開催されました

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 平成23年5月26日(木)、地元の丹生川漁協主催による河川環境体験学習会が、長浜市余呉町下丹生の丹生川(高時川)河川敷で行われました。
 今回の学習会は丹生川漁協のアユの放流にあわせて開催されたもので、長浜市立余呉小学校3年生の児童30名と丹生川漁協、滋賀県水産試験場など、たくさんの方々が参加されました。

 冒頭の挨拶では、丹生川漁協の組合長さんより、川に遊びに来る方のマナーが悪く、ゴミを捨てて帰る方が多くなったことや、アユに関するお話がありました。(写真-1)
 学習会では、滋賀県水産試験場の方からアユの成長や寿命、なぜ丹生川のアユがおいしいかについて説明されました。お話しによると、丹生川は水がきれいで、餌となるコケ(藻類)も豊富なため、良い香りのする(美味しい!)アユが育つといぅことでした。(写真-2)
 真剣な眼差しの子どもたちは、水産試験場の方からの質問に対しても、積極的に答えてました。

丹生川漁協組合長の挨拶
写真-1 丹生川漁協組合長の挨拶
学習会でアユのお勉強
写真-2 学習会でアユのお勉強

 学習会が終わると、待ちに待った、放流体験が行われました。
 トラックの荷台に積んである水槽から、10cm程度に育ったアユが次々にバケツに移され、児童の手に渡りました。(写真-3)
 地元の子供たちとは言え、さすがに生きたアユにふれることは少ないよぅで、歓声を上げながら、澄んだ流れの戻った丹生川に向かって、次々にアユを放流していきました。(写真-4,5)
 よほど楽しかったのか、1度の放流では満足できず、多くの子供たちが2度目のアユをもらいに走っていました。

 今回の学習会を通じて、子供たちも、川を大切にする気持ちや、地元の地域資源でもあるアユに関する知識を深めたことでしょう。

アユのバケツリレー
写真-3 アユのバケツリレー
並んで放流
写真-4 並んで放流
元気に育ってね
写真-5 元気に育ってね
アユの群れ
写真-6 元気に泳ぐアユの群れ

 漁協の方々も、「これから楽しみで仕方ない。」「日の出から日没までアユ釣りをするが、釣りの最中は食事もしない! 空腹は、丹生川の水を飲んで紛らわす。」とのことで、相当、解禁日が待ち遠しいよぅでした。
 今回は、300kg、約30,000尾のアユが放流されたそぅですが、丹生川(高時川)への放流は、今後も数回行われる予定だそぅです。

 今年のアユ釣りの解禁は7月3日、大雨でも降らない限り予定通りの解禁になるそぅです。
 普段は静かな丹生谷筋も、解禁日には、太公望で大いに賑わうことでしょう。


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