管理所の仕事
日本で2番目に大きな湖「霞ヶ浦」に蓄えられた水を、
かすみがうら市牛渡にある水資源機構の霞ヶ浦揚水機場からポンプでくみ上げて、道路などの下はパイプラインで、筑波山はトンネルで抜けて、茨城県南西部
で生活する人々に送水しています。
私たち霞ヶ浦用水管理所は、霞ヶ浦揚水機場から鬼怒川までの約53qの水路施設を、いつも安定した送水ができるように努めています。

○水の管理
霞ヶ浦からは、農業用水と都市用水(水道用水&工業用水)の専用ポンプによってくみあげています。
ポンプの運転については、すばやく水需要変動へ対応できるよう水をくみ上げる量、管路を流れる水の量、
南椎尾調整池に貯まっている水の量、各施設に分けられている水の量を監視しながら運転しています。
分水の管理は、農業用水は霞ヶ浦用水土地改良区から、あらかじめ必要な量の申し込みを受けて計画送水します。
末端農地への分水は、土地改良区によって幹線水路、支線水路から給水栓をとおして行われます。
都市用水は県企業局からの申し込みにより必要な量を分水します。
管理所では、水をいつも安定して送れるように各施設を監視しています。
○施設管理
霞ヶ浦用水管理所では、水を送水する施設がいつも良好な状態であるように巡視をおこなって、設備に異常がないか、
実際に機器の運転を行って正常に動作するかなどを確認しています。
また、定期的に設備を分解して、内部の清掃や部品の取替、装置の調整等を実施することにより普段の点検では見つかりにくい箇所を整備しています。
私たち管理所では、こうした日常の点検を行い、施設の機能維持に努めています。