HOMEブログ(2011.9.22付) <水位調整堰>
  水路の水位を調整するゲートとは?
   
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<その3> 無動力自動ゲート 『ウォッチマンゲート』
 
■ 電気・燃料を使わない!
■ 水位を一定の範囲で変えられる!
■ 無人で水位を管理!

愛知用水二期事業」のときに 多くの「電動ラジアルゲート」をこのゲートに替えました!
それでは いいとこどりのこのゲート。 いったいどうなってるかみてみましょう!
 
  (※いろいろなタイプがあるので今回は代表して「上流水位一定ゲート」というものを紹介します!)

このゲートがあるところには水路の側面に
「3つの部屋」があります。 
 
 

  (図2)注水装置

ハンドルを回すと
「部屋T」にある
穴の開いた筒が
上下に動き
決められた水位を
変えることが
できます。
@   上流からきた水が
A   「部屋T」に入ります。
上流側の水位が上がると
「部屋T」の水位も同時に上がります。
B   「部屋T」には穴の開いた筒(注水装置)があり(図2)その穴の高さまでいくと
C   パイプを通して水が「部屋U」に入っていきます
D   パイプでつながっている「部屋V」にも水が入っていきます。
(※パイプの径 D<C)
E   「部屋U」の水が増え 水位が上がると「部屋U」にある「フロート」が浮きます
F   「ゲート」「フロート」とつながっていて一緒に上がり 上流側の水が下流側に流れていきます。
その後 上流側の水位が下がり「部屋U」に水が入ってこなくなると 水位が下がり「フロート」も下がると「ゲート」も下がる(閉まる)ので 水がせき止められます。
 

効率よく水を流せるよう水路にはいろいろな工夫があります。
また時代に合わせて進化もしていきます。 これから先 どんな風に変わっていくのか楽しみです。
(※なお施設付近は危険なので近づかないようにお願いします)

〜おまけ 愛知用水のゲート写真集〜
 
時代や場所によっていろいろな形に変化!
 
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