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理工学研究科卒 2018年入社 荒川ダム総合管理所 滝沢ダム管理所 O.A ※職員の所属等は2024年1月時点の情報
大学では地質科学を専攻していました。「学んだ知識や専門性を活かして人の役に立てる仕事をしたい」と就職活動をしていく中で、水資源機構ならダムの建設・管理にあたって岩盤の観察や岩石・地質の知識を活かせることを知りました。そして、何よりも水という誰もが使う重要なインフラで幅広い人の役に立てると考え、志望しました。現場見学の機会では、実際に生活の場のすぐ近くで機構の管理する施設から水が供給されているところを見ることができました。さらに、就職活動中に起きた豪雨災害で機構のダムの防災操作実績のニュースを目にしたことで、機構の社会的貢献度の高さを改めて強く実感することができたのが入社の決め手になりました。大学で学んだ知識とは異なる土木職という分野での応募だったため、OB訪問などで職員の方のお話を伺った際にたくさん質問をしたのですが、ひとつひとつ丁寧に答えていただき、「しっかり教えるので大丈夫。」という言葉をいただいて不安も払拭されました。
荒川ダム総合管理所で管理するダムのうち、滝沢ダム管理所に勤務しています。管理所での仕事はドローンを使用した堤体コンクリート表面のクラック(ヒビや割れ目)や漏水の観察・巡視、監査廊における漏水量や揚圧力の観測、貯水池周辺地すべりの観測、貯水池や河川の水質調査や猛禽類、動植物などの環境調査、さらにダムの維持管理に必要な工事の監督など幅広く多岐にわたっています。それ以外でも貯水池周辺斜面や水質の異常が無いか確認するために、船舶でダム湖から巡視もします。そして滝沢ダムは機構のダムの中でも数少ない「地域に開かれたダム」に指定され、一般の方がダムの内部等を自由に見ることができるように開放しており、イベント時にはその対応などもしています。 ダムが安全に機能することにより、洪水調節などを通じて下流域の住民の皆さんの命と財産を守ることができていると感じています。特に7月から9月までの洪水期にはダム流域における降雨予想や貯水位の変化などの数値にとても気を使います。これらのデータから今後の流入量を予測するとともに、実際の流入量に応じた放流量を求めて、数センチ単位でダムゲートを開閉し、下流域の洪水被害軽減のために操作をします。また、洪水時ではなく下流河川の流量が少ない場合には、放流する水質など環境に配慮しながら必要な水量を届けます。
ダムや堰など巨大な構造物を造り、自分の手で管理しているという実感が得られることは、ほかの仕事ではあまりない経験だと思います。例えば滝沢ダムの最も大きなゲートは10m×11.49mですが、その操作をボタン一つで行っています。それだけに緊張感もあります。 私は地質を学んで土木職として入社したので初めて経験すること知ることが多いですが、分からないことでも上司から教えてもらえるので、あらゆる分野の経験ができるのも水資源機構だからこそだと思います。 現在のダム管理業務に就いてからまだ2年目なので、これからも色々な業務を経験して、新しい知識をどんどん吸収していきたいです。湖面巡視で必要になる船舶免許も機構からの支援を得ながら免許取得に挑戦しています。 今後は総合管理所で包括的な立ち位置でのダム管理に従事し、関係機関との調整協議や積算などの経験も積んでいきたいです。そして将来的には、大学で学んだ地質の知識を活かすとともに、南摩ダムの本体建設工事の監督で経験したことを活かし、土木目線、地質目線の両方でダム管理に携わりたいと考えています。
8:30
出勤
8:45-9:30
始業、5分朝会、メールチェック
9:30-10:30
下流面等巡視
10:30-12:00
漏水箇所の整理
12:00-13:00
昼食
13:00-15:00
水質調査業務業者とWeb打合せ
15:00-16:00
観測設備保守業務の立会
16:00-17:15
観測設備保守業務・猛禽調査業務・巡視観測業務業者から作業報告
17:15
退勤
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キャリアストーリー
先輩職員に聞く、水資源機構のリアル。