水源地域ビジョンとは
  21世紀のダム事業・ダム管理においては、治水、利水だけでなく、水源地域の活性化・機能を維持するとともに、自然豊かな水辺環境や伝統的な文化遺産等をみんなが広く利用出来るよう総合的な整備を実施し、流域の発展・活性化を図るため策定されました。
 
日吉ダム水源地域ビジョンの特徴
  日吉ダムは平成5年4月に「地域に開かれたダム」の指定を受け、水源地域の立地特 性を活かした施設が整備されました。スプリングスひよし等高い評価を得ており、さらに、これまで実施されてきた様々なイベント、並びに大都市からの近接性も相まって、日吉ダム周辺は高い集客力を誇っています。
 しかし、この高い集客力を今後いかに持続していくかが、大きな課題となっています。

日吉ダム水源地域ビジョンの内容
  「地域に開かれた日吉ダムの新たな展開」を図るため、ビジョンでは、「風土・自然 を基盤とした、健康で文化的なまちづくり」を基本理念として、
  (1)現況施設の展開
  (2)環境学習をテーマとした展開
  (3)周辺施設・地域への広がり
の3つの項目を、その柱となる内容として選定しました。

日吉ダム水源地域ビジョンの実施体制
 策定された「日吉ダム水源地域ビジョン」につきましては、平成14年度に地域住民や関係機関から成る連絡会を組織し、地域住民の主体的な取り組みを支援すると共に、連絡会の継続的な開催により、関係者相互の連絡と調整を図りつつ、必要な見直しを行いながら、よりよいビジョンを目指してまいります。(日吉ダム水源地域ビジョン連絡会会則参照)

日吉ダム水源地域ビジョン湖面利用分科会について
 日吉ダム水源地域ビジョン連絡会会則の目的の一つである「現況施設の展開」の一つとして「湖面利用」について考える湖面利用分科会が平成15年11月より第1回が行われ計5回の分科会が開催され、「湖面利用計画」が
平成16年4月に連絡会にて承認を得て現在まで実施している現状である。なお、今後必要に応じ連絡会において適正な湖面利用の状況について確認を行い、計画の見直しの要否について検討する。

日吉ダム水源地域ビジョン環境分科会について
 湖面利用分科会に引き続き、日吉ダム水源地域ビジョン連絡会会則の目的の一つである「環境学習をテーマとした展開」の一つとして水源地域の「環境」について考える環境分科会が平成16年9月より第1回が行われ、第2回が平成17年3月に実施された。同日3月に行った第12回連絡会において「日吉ダム環境管理・学習基本計画」が承認された。又、分科会においては環境学習「新しい環境観察の場づくり」実施計画(案)について検討を行った。

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