高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
【平成27年03月18日号】


 3月もいよいよ残すところ半月となった今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか?
 河川巡視の時には少し小走りになっていることが多いのですが、最近は汗ばむようになってきました。  高時川の状況ですが、前号と同様に近頃の降雨と融雪による出水とで笹濁りの流れですが非常に豊かな水量となっています。
 濁りのせいで川の中の様子は伺えないですが、川の中の生き物たちは春の訪れを待ち望んでいるのではないでしょうか?
   三寒四温のこの時期、着るものに困る季節でもあります。不意の冷え込みにも対処できるよう、お出かけの際にはさっと羽織れるものを忘れないようにお気を付けください。
  
 平成27年3月12日(木)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 平成27年3月17日(火)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。

【3月17日】ぽかぽか陽気の中、水鳥たちが中州で羽を休めていました。
中洲の水鳥
写真 中洲の水鳥
(姉川・高時川合流点H27.3.17)
中洲の水鳥
写真 中洲の水鳥
(姉川・高時川合流点H27.3.17)
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成27年の結果は速報です。

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