【参考】河口堰ゲート全開状況(下流側)
前線の影響による洪水を安全に流下させるため、6月23日13時57分にゲートを全開にしました。その後、堰地点流量が全開操作の基準流量毎秒800立方メートルを下回ったことから、塩水遡上を防止し水道用水等の安定取水を確保するため、6月24日10時48分に全開操作を終了しました。
今回の全開操作は、平成7年7月の河口堰運用開始以降211回目であり、本年においては5回目となります。
1週間のゲート操作状況、気象・水象・水質状況等について、最新及び過去4件の履歴を掲載しています。
期 間 | 管理状況(週報) | 管理日報(1週間分) |
2024年9月30日~10月6日 | 管理状況(PDF:314KB) | 管理日報(PDF:160KB) |
2024年9月23日~9月29日 | 管理状況(PDF:307KB) | 管理日報(PDF:160KB) |
2024年9月16日~9月22日 | 管理状況(PDF:314KB) | 管理日報(PDF:168KB) |
2024年9月9日~9月15日 | 管理状況(PDF:308KB) | 管理日報(PDF:160KB) |
2024年9月2日~9月8日 | 管理状況(PDF:313KB) | 管理日報(PDF:167KB) |
長良川河口堰の完成後、マウンドの浚渫(しゅんせつ)が平成9年7月に完了したことにより、長良川の下流部では洪水の流下能力が向上しました。警戒水位を上回る大きな出水においても、堰運用前に比べて河川水位が1~2m低下し、堤防が決壊する危険性が低下するなど顕著な治水効果を発揮しています。
平成12年7月・8月の降水量は、平年の4割程度と少なく、木曽川水系では渇水状態となりましたが、長良川河口堰等によって新規に開発された水道用水が三重県中勢地域や愛知県愛知用水地域等に供給されたたため、断水が生ずるような事態には至りませんでした。
また、平成17年の渇水では、木曽川水系のダムの貯水量が、近年最大の渇水年である平成6年よりも早いペースで減少し、深刻な渇水被害が心配されましたが、愛知県知多半島地域では長良導水による長良川河口堰からの安定的な給水により、水道用水の利用に節水などの支障が生じることはありませんでした。