|
ダムは、安全性を確保するために、支障がある第四紀断層※を避けて建設しなければなりません。そのため、ダムの建設に先立って、周辺の地質や岩盤に関する入念な調査を行います。 当建設所では、これまでに実施した調査において、川上ダム建設に影響を及ぼす第四紀断層はダム敷近傍に存在しないことを確認しており、地元住民及びマスコミ関係者に対する説明会を開催しています。 詳しくは、【平成20年9月21日 地質説明会】をご覧ください。 ※第四紀断層とは、地質時代の第四紀(「新編日本の活断層」では、約200万年前から現在と定義しています。)に地表に変位を生じたことのある断層のことです。 |
「鞍部」とは、山の尾根の一部で、低くくぼんで馬の鞍状になっている部分を指します。 川上ダム(貯水池)予定地と桐ヶ丘団地を隔てている尾根には鞍部があり、この場所を「右岸鞍部」と呼んでいます。 当建設所では、ダム完成後に貯留した水が、この右岸鞍部を浸透して桐ヶ丘団地側へ流れ込まないことを確認するためにさまざまな調査を行っています。 これまでの調査結果より、右岸鞍部はダムサイト同様に強固な岩盤であるとともに、地下水位が常に洪水時最高水位※よりも高いことが確認されており、桐ヶ丘団地側に流れ込むことはないと考えられます。 このような右岸鞍部調査を現在も継続して実施しており、その内容を毎年の桐ヶ丘地区事業説明会の中で、桐ヶ丘自治会の方々にご説明しています。 詳しくは、【川上ダム事業説明会(桐ヶ丘地区)】 をご覧ください。 ※洪水時最高水位 :洪水時において、一時的に貯水池に貯めることが出来る最高の水位。 |
ダムを建設し管理していく上では、例えば、ダム堤体工事、道路付替工事や貯水池の出現などにより、動植物の生息・生育環境の改変や貯水池での水質の変化などが生じ、少なからず環境への影響が伴います。このため、川上ダム建設所では、事業実施区域及びその周辺における環境の状況を把握することを目的に、昭和62年度から環境調査を実施しています。 詳しくは、こちらをご覧ください。 |
|
|