 |


高見地区を襲った高潮の被害 |
高見地区周辺は、昔から何度も高潮による被害に見舞われています。昭和9年には、最大瞬間風速60mを超える大型台風・室戸台風に襲われ多大な被害を出しました。その後も昭和20年9月には戦災の傷跡が癒される間も無く、枕崎台風の襲来により被害を受けます。さらに昭和25年、高見地区を戦後最大級の高潮が襲いました。これはジェーン台風による高潮で、地盤沈下のすすむ大阪府下を一気に飲み込んだのです。床上浸水4,798戸、床下浸水222戸の被害を出した此花区では、82%の家屋が浸水しました。一般の家々だけでなく、区役所や警察、消防署にまで被害はおよび、全ての水を取り払うのに半月近くを要したそうです。高見は床上1.5mまで水が浸かりました。しかし、住民たちはこのような度重なる災害に負けず、復興作業を進め、そのおかげで、現在の高見地区があるのです。 |
|
|
 |