今回の工事は都市における土木工事のため、騒音、振動、及び埃対策など、生活環境への配慮が重要です。住宅や商店街への影響を考え、施工方法の事前説明や影響対応策等について、住民のみなさまと多くの協議を行いました。実際の工事で実施された環境対策のいくつかを紹介します。
 幌かけ状況 |
埃対策
工場現場内での幌掛工法(移動式テントの設置)を行うとともに、全工区において休日等も毎日散水を実施。スプリンクラーを設置して地盤表面が乾かないように管理しました。
 BG-7機の稼動 |
騒音・振動対策
掘削中の安全を確保するための土留鋼矢板の打ち込み・引き抜きには、油圧圧入工法を採用。エンジン音あるいは打撃音がなく、騒音、振動が防止されました。地中の障害物を除去する工事において、住宅に近接した場所では騒音・泥はね・見た目の威圧感を考慮して小型の機械を採用。低騒音、低振動で施工が行われました。また、既設水路の撤去では、ワイヤーソー工法、コアドリリング工法といった騒音や振動を低減する施工方法がとられました。
確認調査として、工事中に騒音、振動等の測定も実施しました。 |