高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
平成21年12月17日号
「政権交代」が新語・流行語大賞となった平成21年も、残り半月ほどとなりましたが、皆さん新年を迎える準備は進んでますか。
12月に入り、やっと今どきの湖北らしぃ天候になってきたよぅな気がします。“しぐれ”も見られ、高時川の澄んだ流れも、その水量が安定してきているよぅです。
寒波の到来とともに、雪も降りました! 昨夜からの降雪で、高時川上流域は雪景色となっていました。しばらくはこんな天気がつづくよぅで、本格的な冬到来!といったところでしょうか。
寒ぃのは苦手ですが、やっぱり「冬らしぃ冬」がいぃですね…
平成21年12月7日(月)の状況
平成21年12月15日(火)の状況
河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。
【12月10日】観測機器のメンテナンスに行ったとき、川を挟んだ対岸の山腹に妙なモノを発見!(写真-1)。穴も開いているので、使い古しのハチの巣だとは思うのですが、すごく大きぃし、一体何なのでしょうか? ご存知の方が居られたら、教えて下さい。
【12月13日】湖北町内の田んぼで、コハクチョウの群れが朝食をとっていました(写真-2)。傍にいた人によると200羽以上!いたそぅで、私は確認出来ませんでしたが、オオハクチョウもいたよぅです。田んぼでハクチョウなんて初めて見ました。
【12月17日】水鳥も順調に飛来しているし、「あとは、それなりに雪が降れば・・・」と思っていたら、雪が降りました。丹生ダム建設予定地あたりでは、約10cmの積雪となっていました。うっすらと雪化粧したその景色は、まるで一枚の水墨画を見ているよぅでした(写真-3)。

写真-1 ハチの巣(カナ?) (余呉町尾羽梨 H21.12.10)
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写真-2 コハクチョウ朝食中 (湖北町内 H21.12.13)
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写真-3 雪化粧した高時川 (余呉町菅並 H21.12.17)
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高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川の瀬切れ発生状況【平成21年12月17日現在】
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成21年の結果は速報です。