みどりの森にかこまれた湖に、オンディーナという美しい水の精がいました。オンディーナを好きになった魔法使いは、つかまえようとしますが、小鳥たちがオンディーナをまもります。
おばあさんから「湖ににじをかけ、オンディーナをおびきよせるのだ」とおそわった魔法使いは、湖ににじをかけます。魔法使いがかけたにじを見て、オンディーナはとても喜びました。しかし、そのオンディーナを見た魔法使いもうれしくなってとび出てしまったので、オンディーナは湖にかくれてしまいました。
魔法使いはとてもくやしがり、にじをちぎって湖になげこんでしまいました。その日から湖はきらきらかがやく七色のいろにかわりました。