ダムにある水門から直接水を流すこともできますが、水が流れる力を利用して水力発電所で電気を造ってから流した方が、エネルギーを有効活用していると言えます。
下久保ダムには水力発電所が2つ設置されていて、通常の場合、この発電所を通って水が流されています。ダム下流の神流川に必要な水が毎秒12立方メートルまでのときは、地下発電所と地下トンネルを通って水を流すため、ダムから水が流れる様子をあまり目にすることがありません。
しかし、水が大量に使われる夏に雨が少なく、ダムから水をよりたくさん流す必要があるときは、ダムの水門(利水放流バルブ)を開けてダムから直接水を流すこともあります。 |