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おしえてダムのこと おしえてダムのこと おしえてダムのこと
下久保ダムの情報 > 水と川とダムのおはなし【キッズコーナー入口】 > おしえて!ダムのこと【目次】 > Q4
Q&A
 
[Q4] :ダムの表面の穴はなに?
 
[A4]:ダムの水を放流するための水門です。

 下久保ダムの表面には、6つの水門が設けられています。6つの水門は、使い方によって3種類に分けられていて、それぞれ2つづつペアになっています。

 の丸い穴は、利水放流バルブといって、水が必要なときにここから流します。

 の四角い穴は、洪水調節ゲートといって、洪水を貯め込んで安全な量に減らしながら川に流すためのものです。

 の水門は、非常用ゲートといって、洪水調節ゲートが故障したときの代わりや、想像を絶する大雨が降ってダムが満水になりそうなときにこれを空けて、ダムがない自然の状態の水量を流すために使います。まだ、一度も使ったことがありません。

ゲート

 
ダムマニア
 利水放流バルブは、ハウエルバンガーバルブで、スピンドルという大きいネジを回転させて開閉します。1門で最大60m3/sの水を放流することができます。利水放流バルブには予備ゲート(リングホロワゲート)が設置されていて、万が一故障したときも安全に放流を停止することできます。

ハウエルバンガーバルブ
[写真左] 利水放流バルブ
[写真右] ハウエルバンガーバルブ

 また、ダム底部にあるこうした穴を総称して”コンジット”と呼ぶことがあります。コンジットとはコンジットチューブの略で、ダムの中を貫通している高圧放流管(パイプ)を指してそう呼ばれます。
下久保ダムの洪水調節ゲートと非常用ゲートの構造はともにラジアルゲートで、扇の要のような構造をしており水圧を回転軸一点で受け持つため、この軸を中心とした円運動によりゲートを開閉するため水圧の影響を受けにくい構造となっています。
洪水調整ゲート
[写真上・左下] 洪水調整ゲート
        (オリフィスゲート)
[写真右下] 開閉装置(油圧式)
 洪水調節ゲートは油圧ユニットで動かしており、非常用ゲートはワイヤーロープの巻き上げで動かしています。この洪水調節ゲートにも予備ゲート(高圧ローラーゲート)が設置されています。
 洪水調節ゲートは流入部(呑口)がロの字となっていることから、オリフィスゲートと呼んでいます。このオリフィスからは1門で最大750m3/sの水を放流することができます。
 非常用ゲートはダムの頂上にあることから、クレストゲートと呼んでいます。このクレストからも1門で最大750m3/sの水を放流することができます。
非常用ゲート
[写真左] 非常用ゲート(クレストゲート)
[写真右] 非常用ゲート開閉装置(機械式)

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