容量の振替と予備放流を行うことで、ダムの水位が下がり、今のゲートでは適切な量の放流ができなくなるため、放流設備を増設します。
現在は・・・
ダムからの放流は、洪水調節計画に基づき、流入量が毎秒800m3に達するまでは、ゲートを使って流入量と同じ流量を放流します。
再生事業によって洪水調節容量を増大すると・・・
利水容量から洪水調節容量に振り替え、さらに予備放流を行うと洪水前の貯水位は現在よりも下がります。
貯水位が下がると、ゲートからの放流量が少なくなってしまいます。
このままでは、洪水前に洪水調節容量に水が貯まってしまいます。
放流能力を確保するには・・・
現在のゲートよりも低い場所に放流設備を増設します。
これにより、適切な量の放流をすることができます。
放流能力の確保により、洪水調節計画のとおり洪水に対応することができます。