高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
平成23年1月27日号


 気がつけば、1月も終わりそぅです。厳しい寒さが続いてますが、皆さま風邪などお召しになっていませんか。
 湖北地方は、1月16日(日)のドカ雪にはじまって、それ以降も雪が降ったり止んだりの天気が続いてます。振り返れば、1月後半はズゥ〜っと雪かきをしていたよぅな気がします。「猛暑の夏に続く冬は、寒さも厳しい」なんて聞いた記憶がありますが、ナルホド!かも知れませんね。
 高時川は、澄んでキリッとした流れを保っていますが、雪が多すぎて川に流れ出る水が少ないのか、徐々に水量が少なくなってきています。
 26日(水)から降り始めた雪は、現在も降り続いていますが、27日(木)16時現在の積雪深は、柳ヶ瀬151cm(気象庁)、中河内292cm(国土交通省)となっています。
 新聞報道によると、余呉町中河内の国道365号線で雪崩が発生し、中河内集落住民やスキー客の皆さんが一時孤立してしまったそぅです。幸い、けが人もなかったよぅですが、関係者の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
 平成23年1月20日(木)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 平成23年1月25日(水)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。

【1月20日】 ドカ雪の日曜日から4日、高時川が凍ってました!(写真-1)。確かに厳しい寒さは続いてましたけど、でも川はシッカリ流れてるし…「エェ〜!?」って感じでした。
【1月25日】 久方ぶりの冬晴れの午後、河川巡視に行きました。雪に覆われて真っ白な河川敷に目をやると、何やら怪しげな足跡がありました(写真-2)。人間のモノでないことはスグ判りましたが、水辺に近づいたり離れたり、一体どんな動物のモノだったんでしょうか。
 高時川の河川敷で栽培された白菜が、「雪被り白菜」になっていました(写真-3)。今後も雪は降るでしょうから、どんどん甘くて美味しい白菜になっていくことでしょうね。
結氷
写真-1 結氷
(湖北町河毛 H23.1.20)
謎の足跡
写真-3 謎の足跡
(高月町雨森 H23.1.25)
雪被り白菜
写真-2 雪被り白菜
(湖北町河毛 H23.1.25)
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成23年の結果は速報です。

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