高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
【平成27年05月14日号】


 GWで鈍った体が本調子に戻りつつある今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか?
 先日、季節はずれの台風が日本に雨をもたらしましたが、この台風6号は1951年の統計開始以降、史上2番目に早くに発生した台風とのことです。
 さて高時川の状況ですが、台風による出水の影響はあまりないようで濁りもすぐに消えてしまい、今は澄んだ流れとなっています。
 川の中の様子ですが、ウグイ、コアユといったこの季節で良く目にする魚たちが元気に泳ぎ回っていました。
 台風一過で一気に気温が上がり、夏日となっている所が多数ありますが、熱中症対策をしっかりとしていただき、今後の暑さにしっかりと備えてください。
 平成27年5月7日(木)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 平成27年5月14日(木)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。

【5月7日】キジの喧嘩に出くわしました。車で近づいても気がつかないほどに激しく喧嘩しており、野生で生き残ることの大変さを感じた瞬間でした。
キジの喧嘩
写真 キジの喧嘩
(長浜市南浜町H27.5.7)
キジの喧嘩
写真 キジの喧嘩
(長浜市南浜町H27.5.7)
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成27年の結果は速報です。

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