高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
平成23年6月28日号【瀬切れ確認速報 H23-01号】
突然ですが、高時川の瀬切れを確認しました。前回「6月を瀬切れずに乗り切れるか…」的なことを言ってましたが、ヤハリ駄目でした。
今年初の瀬切れは、6月24日(金)に確認していたのですが、その週末には台風5号による降雨予想もあったので、大騒ぎするのは止めてました。なるほど、24日(金)夜半には降雨があり、25日(土)は、ヤナが張りなおされるほどに流れが戻っていましたが、明けて26日(日)には、何事もなかったかのよぅに瀬切れなおしてました。瀬切れた高時川では、初夏のよぅな陽気も手伝って、点在する水溜まりに取り残されたコアユを捕る、親子連れの姿がありました。
流れの残るところでは、何も知らないコアユたちが、群れをなして遡上を続けていますが、そんな姿を見るにつけ、一日も早く梅雨らしぃ天気に戻って、瀬切れを解消させて欲しいものだと思います。
本日の高時川の状況を、下流域のものから順に掲載していますので、ご覧下さい。また、真夏日となった本日、難波橋の下流で、涼をもとめる犬たちに出会いましたので、オマケでご紹介します。
平成23年6月21日(火)の状況 何とか流れてました…
平成23年6月28日(火)の状況

難波橋上流(姉川・高時川合流点)
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びわヤナ
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落合橋上流
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錦織橋上流
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馬渡橋上流
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賀村橋上流
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福橋上流
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新寿橋上流
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寿橋上流
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阿弥陀橋上流
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雨之森橋上流
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富永橋上流
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井明神橋上流
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高時川大橋上流
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涼をもとめて(難波橋下流)
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高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成23年の結果は速報です。