11月も今日で終わり、明日から12月ですね。今年も残すところ後1ヶ月となりました。湖北地方も、徐々に寒くなってきており、そろそろ、雪の心配をする季節になりました。11月20日頃には、伊吹山や横山岳も頂上付近が白くなっており降雪があったようです。皆さん寒さ対策を万全にしてお過ごしください。
高時川は、11月20日頃の降雨により、水量はかなり回復しており、今後、北陸地方特有の時雨が続くことを考えると、しばらくはこの水量がつづくものと思われます。
11月下旬の河川巡視では、ビワマスがかなりの箇所で確認できましたが、それと同程度の死がいも確認できるようになりました。まだまだ、「ビワマスの遡上はこんなもんじゃない」と言われる方もおられ、12月には、数多くのビワマスが高時川に遡上してくることを期待しています。
平成23年11月16日(水)の状況
平成23年11月29日(火)の状況
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。
【11月16日】 湖北町の高時川堤防道路沿いに、おいしそうな柿がたわわに実っていました(写真-1)。ちょっと小ぶりですが、ちょうど食べ頃の感じです。柔らかいものより、堅めの方がおいしく感じますね。人それぞれですね!
【11月16日】 姉川沿いの国友町では、河川内のコンクリートの上でカメが気持ちよさそうに、日向ぼっこをしていました(写真-2)。たまには、甲良を乾かさないと、気持ち悪いのでしょうかね。これからの季節は、天候が悪い日が続くのでカメも日向ぼっこする機会が少なくなる気がしますね。
【11月16日】 湖北町の高時川堤防道路沿いの畑では、おいしそうな、キャベツや、ハクサイが沢山栽培されていました(写真-3)。寒くなるこれからには、もってこいの、ロールキャベツや、お鍋の具には、欠かせませんね。
【11月22日】 姉川河口付近から、降雪した伊吹山と姉川を見ています(写真-4)。今シーズン初めてだと思います。うー寒くなってきましたね。みなさま風邪などお召しになられないように!
【11月22日】 11月7日号でご紹介した、そばが黒い実を沢山つけていました(写真-5)。今後、刈り取られておいしい、そばになるのでしょうか?
【11月29日】 木之本町石道にある高時川支川沿いでは、きれいな紅葉がみごろを迎えています。赤や黄色など、なかなか自然の山では見ることのできない状況を見ることができます。観光客の方も多く来られておりますので、朝早く行かれることをおすすめします。

写真-1 柿 (湖北町八日市 H23.11.16)
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写真-2 カメ (高月町国友町 H23.11.16)
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写真-3 キャベツ (湖北町八日市 H23.11.16)
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写真-4 伊吹山 (長浜市大浜町 H23.11.22)
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写真-5 そばの実 (高月町井口 H23.11.29)
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写真-6 紅葉 (木之本石道 H23.11.29)
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高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成23年の結果は速報です。