新年あけましておめでとうございます。いよいよ平成24年がスタートしましたね。みなさまお正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?
丹生ダム建設所がある余呉町坂口では、パラパラと雪は舞っていたようですが、大雪にもならず、おだやかな年越しになったようです。
さて、高時川の状況ですが、年末は時雨る日が多く、また、まとまった降雨もあったことから水量は豊富でした。雪が解けおわる4月ごろまでは、この流量は変わらないものと思われます。
また、寒さのせいもあってか、巡視で確認できる魚類も少なくなってきました。12月の河川巡視では、ビワマスもほとんど確認できなくなり、例年のように、数多くのビワマスが我先にと堰を上る光景は確認できませんでした。4月のコアユの遡上が待ち遠しいです。
平成23年12月13日(火)の状況
平成23年12月20日(火)の状況
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。
【12月20日】 湖北町の賀村橋から、雪で真っ白になった横山岳をみました(写真-1)。標高は1132mで山頂付近には広大なブナの森がみられるようです。
【12月20日】 写真-1と同様に賀村橋から、同じく雪をかぶった伊吹山を見ました(写真-2)。標高は1377mで日本百名山のひとつ。がっしりと構えた山容が男性的に感じられるようです(滋賀県観光HPより)。
【12月26日】 余呉町坂口にある、丹生ダム建設所の降雪状況です。クリスマス寒波で50〜60cmくらいつもりました(写真-3)。昨年のような大雪にならないことを祈っています。

写真-1 横山岳 (湖北町小倉 H23.12.20)
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写真-2 伊吹山 (湖北町小倉 H23.12.20)
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写真-3 丹生ダム建設所 (余呉町坂口 H23.12.26)
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高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成23年の結果は速報です。