高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
平成24年2月29日号


 今年も既に2ヶ月が過ぎようとしています。みなさまは、いかがお過ごしでしたでしょうか?
 今年は、1月から2月にかけて、かなりの降雪があり、丹生ダム建設所がある余呉町坂口でも1m近く積もりました。現在では、周辺の田畑で10〜20cm位とかなり少なくはなってきましたが、丹生ダムのダムサイト下流では、まだ、1mを越えています。朝夜では、氷点下の気温ですが、昼間は少しずつ暖かくなっているように感じます。
 さて、高時川の状況ですが、雪解けの影響等もあり、水量は豊富でした。雪が解けおわる4月ごろまでは、この流量は変わらないものと思われます。
 平成24年2月16日(木)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 平成24年2月21日(火)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成23年の結果は速報です。

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