平成24年度が始まりました。やっと、余呉町も暖かくなってきました。事務所にある「さくら」も七分咲きくらいになりました。大阪など南のほうでは「さくら」の花が散っているという情報が聞こえてきますが、余呉町はこれから「さくら」が満開になります。
高時川ですが、融雪等に伴い引き続き流量が多い状況です。この時期なかなかささ濁りはとれませんね。
4月上旬の河川巡視では、中河内のざぜんそうや、姉川河口部ですいせんの花を見ることができました。また、4月10日は、琵琶湖から発生した霧で姉川河口から2kmくらいまで真っ白な状況でした。こんなのは初めてでした。
平成24年04月04日(水)の状況
平成24年04月10日(火)の状況
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。
【04月05日】 高時川の最上流にある中河内にはざぜんそう(座禅を組む僧ににているため)(写真-1)の群生地があります。まだ、積雪が1m位ありますが、湧水や沢沿いは、雪が解けて数個体確認することができました。中河内の雪が完全に解けるにはもう少しかかりそうです。
【04月10日】 姉川河口部では、黄色いきれいなすいせんを見ることができました(写真-2)。黄色い花はまだ緑も少ない、無色な河川敷きには華やかに映りますね。
【04月10日】 姉川河口部では、琵琶湖で発生した霧で、琵琶湖沿いの一帯(湖北方面だけかも)が真っ白になっていました(写真-3)。視程50mくらいでしょうか。ずいぶん視界が悪かったです。湖岸堤管理用道路も霧で真っ白でしたが交通事故など起こっていなければ良いのですが。みなさん安全運転に心がけましょうね。。

写真-1 ざぜんそう (余呉町中河内 H24.04.05)
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写真-2 すいせん (長浜市大浜町 H24.04.10)
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写真-3 霧? (長浜市大浜町 H24.04.10)
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高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成24年の結果は速報です。