高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
【平成24年08月30日号】


 朝晩は、だいぶん過ごしやすくなってきましたが、日中は相変わらず暑いですね。暑いのも、もう少しの辛抱ですので、引き続き、熱中症などにならないように注意してくださいね。
 高時川の状況ですが、8月16日号では瀬切れが解消しました。とお伝えしたのですが、数日も経たないうちに、再び瀬切れが発生したました。100mm程度の降雨では、数日しか持ちませんね。その後は、降雨もほとんどなく瀬切れが継続しています。一雨ほしい今日この頃ですね。。。
 上流域では、アユ釣りなどを楽しむ釣り人が、相変わらず多いですね。最近は、投網が解禁になったためか、カワウ顔負けのおじさん達が投網でアユを捕獲する状況を見るようになってきました。アユの型も良くなってきたようです。
 平成24年08月20日(月)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
瀬切れ
びわヤナ

 平成24年08月29日(水)の状況
阿弥陀橋上流
瀬切れ
阿弥陀橋上流
福橋上流
瀬切れ
福橋上流
びわヤナ
瀬切れ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。

【08月20日】 琵琶湖の延焼時船溜まり沖で、水草回収船が作業(写真-1)をしていました。運搬する船は、水草を満杯に積み港まで運んでいました。ものすごい量でした。何か有効利用できると良いのですが。
【08月29日】 前号でもご紹介した、カイツブリの幼鳥(写真-2)?を見ました。親鳥から離れて、餌をとるため水中を必死に潜水していました。親離れしたのでしょうか。早いですね。
【08月29日】 うるさいくらいに泣いている、ツクツクボウシ(写真-3)を見ました。同じメロディーを何回も何回も繰り返していました。耳鳴りがするくらい、耳に残っています。
水草回収船
写真-1 水草回収船?
(湖北町延焼寺 H24.08.20)
カイツブリの幼鳥
写真-2 カイツブリの幼鳥?
(湖北町延焼寺 H24.08.29)
うるさうツクツクボウシ
写真-3 ツクツクボウシ
(余呉町菅並 H24.08.29)
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成24年の結果は速報です。

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