台風16号から変わった低気圧及び、前線の影響により17日〜18日にかけて、東海、近畿を中心に激しい雨が降りました。高時川流域では100mm前後でしたが、岐阜県や三重県との県境付近では400mmを越えており、災害発生に注意が必要です。
高時川の状況ですが、9月に入っても瀬切れの日が続いていましたが、この台風16号等に起因する出水により、しばらく瀬切れは解消するものと思われます。
高時川下流域は、アユの産卵場として重要な場所であることから、滋賀県漁業調整規則による保護水面に位置づけられており、産卵期に入る9月からは採捕禁止になっています。産卵期間中は瀬切れが発生しないようにしたいものです
平成24年09月03日(月)の状況
平成24年09月11日(火)の状況
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成24年の結果は速報です。