丹生ダムのダムサイト周辺では、紅葉が見頃を迎えています(写真はこのページの下)。赤色や、黄色、オレンジ色など様々な色に彩られた山々を見ることができ、とてもきれいです。ただし、このところ、北陸特有の時雨(しぐれ)の風雨と、気温の低下で上流端の中河内集落等では、落葉広葉樹の葉が散りはじめ、冬を思わせる状況です。もう、そこまで冬がきている感じがします。
高時川の状況ですが、流量の増減はありますが、瀬切れの発生はありません。ビワマスも数は少ないですが、遡上が見られています。今年の瀬切れは、もう無いかなって感じです。
河川巡視では、テトラポット上で日向ぼっこをする、くさがめ?や、カップルのビワマスを見ました。これからは、生き物を見る機会が、ぐーんと減ります。見られなくなるまで、HPに掲載していきますから、見てくださいね。
平成24年11月06日(火)の状況
平成24年11月13日(火)の状況
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。
【11月06日】 姉川の国友橋でテトラポットで日向ぼっこをするカメ(写真-1)を見ました。寒い日が続き、久しぶりに暖かくなったので出てきたのでしょうか?
【11月12日】 ダムサイト下流の高時川沿いの山々(写真-2)です。紅葉できれいに彩られていました。紅葉が終わると、長い、寒い冬がやってきます。
【11月13日】 高時川の下流で、カップルのビワマス(写真-3)を見ました。これから一緒に、上流の産卵場所まで上っていくのでしょう。一足先に上っていたビワマスを福橋地点でも見ました。仲良くね。

写真-1 日向ぼっこをするカメ (長浜市国友町 H24.11.06)
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写真-2 ダムサイト周辺の紅葉 (高時川 H24.11.12)
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写真-3 カップルのビワマス (高時川 H24.11.13)
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高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成24年の結果は速報です。