高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
【平成24年12月26日号】


 丹生ダム周辺では、クリスマス寒波に伴い降雪がありましたが、幸い大したこともなく、ほどほどの『ホワイトクリスマス』になったのではないでしょうか。ちなみに、丹生ダム周辺は、豪雪地域で、上流の中河内は3m超、菅並でも2.5m超の積雪を観測する年もあります。みなさまにも、丹生ダム周辺の積雪状況を少しでも知っていただくために、毎日、積雪情報をトップページに掲載するようにしましたので、見てくださいね。
 高時川の状況は、融雪や時雨に伴う降雨等の影響で、流量は豊富にあります。融雪の一時的な濁りもなく、透明度の高い、きれいな流水です。ただし、気温や、水温低下に伴い、ほとんど河川域の生物をみることがなくなりました。ちょっと、寂しいですね。。。。
 あっという間にクリスマスも終わり、今年も残すところ後わずかですね。みなさまにとっては、この1年はどのような1年だったでしょうか? 
来年も、引き続き、高時川の川模様を更新していきますので、みなさまご覧ください。時節柄、くれぐれも体調を崩されませぬようご自愛ください。それでは、良いお年をお迎え下さいませ。
 平成24年12月17日(月)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 平成24年12月25日(火)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。

【12月21日】 琵琶湖の湖岸道路沿いにある、湖北野鳥センター前で羽を休めているコハクチョウ(写真-1)、カモ類(写真-2)を見ました。いつもは、近くにあるビオトープにいるのですが、今年はほとんど見たことが無く、いつもこのあたりにいます。ちなみに近くにある山本山という山には、オオワシが渡りで来ています。琵琶湖でブラックバスなどの魚を捕まえて食べているようです。是非見てみたいですね。
コハクチョウ
写真-1 コハクチョウ
(長浜市湖北町 H24.12.21)
カモ類?
写真-2 カモ類?
(長浜市湖北町 H24.12.21)
コハクチョウ
写真-3 コハクチョウ
(長浜市湖北町 H24.12.21)
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成24年の結果は速報です。

トップページへ戻る