平成25年度も始まり、もう少しで、4月も終わろうとしています。高時川周辺でも、あちらこちらで田植えに向けて代掻きが始まっています。湖北地方にもようやく暖かな春が来たように感じます。
高時川の状況ですが、積雪量が例年より少なかったこともあり、融雪に伴う出水も少なく、高時川下流でも、例年より水量が少ないように感じます。積雪が少なかったことに伴い、瀬切れする日が多くならなければ良いなと感じます。
河川巡視では、ようやく魚類を見ることができました。お腹が真っ赤になったウグイ、10cm程度で種は分からなかったけれど、コアユかなって感じの魚類などを見ました。川の中もようやく春になってきたなって感じです。まだまだ、寒暖の差が大きい日が続きます。どうぞ、体調を崩されないように、お気をつけ下さいませ。。
平成25年4月12日(金)の状況
平成25年4月22日(月)の状況
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。
【4月11日】 高時川の右岸堤防にある桜並木です(写真-1)。堤防の両側に桜があり、まさに桜のトンネルです。満開の時期には多くの方が花見に訪れ、みなさんお花見を楽しんでおられました。
【4月12日】 姉川の下流では、婚姻色の赤と黒がくっきりと出たウグイ(写真-2)が大きな群れをなし遡上しています。みなさん、引っ掛け針で釣りをされていました。小骨が多い魚ですが、どのように料理されているのでしょうか?
【4月22日】 GWに田植えをするための代掻き(写真-3)でしょうか。もうすぐ田植えがはじまります。湖北地方のお米はおいしいですので、一度、お試しあれー

写真-1 高時川右岸堤の桜並木 (長浜市高月町 H25.4.11)
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写真-2 婚姻色のウグイ (長浜市落合町 H25.4.12)
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写真-3 代掻きが始まりました (木之本町田居 H25.4.22)
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高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成25年の結果は速報です。