5月中旬になり、余呉町周辺でも、昼間は少し汗がでるような陽気になりました。都会では真夏日と聞こえてきますが、余呉町では、まだまだすごしやすいですね。
高時川の状況ですが、かなり水量が少なくなってきました。今後しばらく降雨が無いと、瀬切れが発生するような感じです。大雨は必要ありませんが、恵みの雨がほしいところです。
河川巡視では、姉川合流点より下流で、まだまだ少ないですが、コアユを確認できるようになりました。コアユの遡上が始まっているようです。。。本格的な遡上が待ち遠しいですね。。。。
平成25年5月7日(火)の状況
平成25年5月13日(月)の状況
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。
【4月30日】 この時期、高時川に架かる橋梁周辺では沢山のイワツバメ(写真-1)が見られます。橋梁の下面に造巣し繁殖行動を行っているからです。最近ツバメが少なくなっていると聞きますが、イワツバメもそうなのでしょうか?
【5月13日】 枯れ葉の上をガサガサと歩く、ニホントカゲです(写真-2)。河川巡視の巡視路です。この間は、シマヘビがいました。なんか爬虫類が多い場所です。ガサガサと音がするとビクッとしてしまいすね。
【5月13日】 姉川下流で確認したコアユ(写真-3)です。ようやく遡上が見られました。まだまだ、少ないですが、今後は小出水のたびに大群が押し寄せてくるようになります。早く、コアユの大群が来てほしいです。。。。美味ですから。

写真-1 イワツバメのつがい (余呉町菅並 H25.4.30)
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写真-2 ニホントカゲ? (木之本町石道 H25.5.13)
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写真-3 コアユの遡上 (長浜市南浜 H25.5.13)
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高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成25年の結果は速報です。