高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
【平成25年5月31日号】


 例年よりもかなり早く梅雨入りしましたね。余呉町周辺でも、ここ数日は梅雨らしい天気でしたが、今後はどうなのでしょうか?。まだまだ、蒸し暑いというような感じではなく、少し寒いくらいですね。
 高時川の状況ですが、前回、川模様の記事を掲載した直後に、心配していた瀬切れが発生してしまいました。それ以降、まとまった降雨もなく、現在もまだ瀬切れが継続しています。少々の降雨では瀬切れが解消しない状況です。梅雨なので、ちょっとまとまった降雨があることを期待しましょう。
 河川巡視では、瀬切ていることもあり、河川内では生物を見ることはできませんでした。がです、高時川頭首工付近では、巡視路に3匹も長いのがでました。人間になれているのか分かりませんが、全然逃げる気配もなく、堂々としていました。こちらの方が遠回りして帰りました。。ちょっと怖すぎます。。
 平成25年5月21日(火)の状況
阿弥陀橋上流
瀬切れ
阿弥陀橋上流
福橋上流
瀬切れ
福橋上流
びわヤナ
瀬切れ
びわヤナ

 平成25年5月31日(金)の状況
阿弥陀橋上流
瀬切れ
阿弥陀橋上流
福橋上流
瀬切れ
福橋上流
びわヤナ
瀬切れ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。

【5月21日】 巡視中に見たアオダイショウ(写真-1)です。サイズは1mは無かったですが、道路に横たわり、近づいても全然逃げようとしませんでした。やはり大物です。(笑)
【5月23日】 ダムサイト上流の半明で見たジムグリ(写真-2)です。こちらも全然動かなかったので、プレッシャーを感じないのかなと思い見てみたら、車にひかれたようです。
【5月31日】 姉川河口でコイの産卵床?(写真-3)を見ました。コイは50cmを越すサイズで群がっていました。また、コイ以外にも、ニゴイ?など他の種類もいろいろ混じっていました。なにしに集まっているのでしょうか???。卵を狙っているのでしょうか。
アオダイショウ
写真-1 アオダイショウ
(木之本町石道 H25.5.21)
ジムグリ
写真-2 ジムグリ
(余呉町半明 H25.5.23)
コイの産卵床?
写真-3 コイの産卵床
(長浜市南浜 H25.5.31)
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成25年の結果は速報です。

トップページへ戻る