山口、島根では、大雨で大きな被害がでていますが、丹生ダム流域においても、前線の影響により、29日には、200mm近い大雨が降りました。この降雨の影響による出水により、高時川下流(姉川合流点付近)の5地区(野寺、落合、錦織、難波、新居)には非難勧告も出るほどの洪水となりました。幸いに大きな被害の発生もなく、なによりでした。
高時川の状況ですが、7月中旬から下旬にかけては、梅雨時期のように、雨の日が多く、流量も多かったこともあり、ほとんど瀬切れも発生していません。瀬切れだったり、大きな洪水だったり、流況が極端なので、もうすこし均一に流れてくれると良いのですが。。。。
今年は、コアユの遡上が少ないような気がしますので、この出水により、沢山のコアユが遡上してくれることを期待しています。
平成25年7月25日(木)の状況
平成25年8月01日(木)の状況
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成25年の結果は速報です。