高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
【平成25年11月01日号】


 11月になりました。今年も残すところあと2ヶ月。ほんの半月程前までは夏日の日もあったのに最近一気に寒さが増してきましたね。私事ですが10月初めに丹生ダム建設所に赴任してきました。約15年ぶりに戻ってきまして懐かしい琵琶湖岸を1時間ほどかけて通勤しています。
 高時川の状況ですが、9月中旬の大雨のあと、しばらく瀬切れは発生していませんでしたが、以降、まとまった降雨がなかったことから、10月7日から15日まで9日間瀬切れが発生しました。その後は、まとまった降雨があり、また川に流れが戻ってきました。今日現在、瀬切れは発生していません。
 河川巡視では、ビワマスが遡上しているのを見ました。急流をジャンプして遡上する姿を見ましたが、残念ながら写真には収められませんでした(^^;)(「今から跳ぶで!」って言ってから跳んで欲しいものです。。。)
 平成25年10月2日(水)の状況
錦織橋上流
錦織橋上流
落合橋上流
落合橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 平成25年10月10日(木)の状況
錦織橋上流
瀬切れ
錦織橋上流
落合橋上流
瀬切れ
落合橋上流
びわヤナ
瀬切れ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。

【10月30日】 井明神橋の真下に隠れている(?)ビワマス達です。この下流側の落差のあるところでは、ジャンプして遡上するビワマスを何匹か見かけました。
ビワマス
写真 ビワマス
(長浜市高月町 H25.10.30)
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成25年の結果は速報です。

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