高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
【平成25年12月27日号】


 クリスマスもおわり、いよいよ年の瀬が押し迫ってきました。子供の頃は大掃除やお正月の買出し、お節作りと家中がばたばたしている雰囲気がすごく好きで「このまま年が明けなければいいのに」なんて思ったりしたものです。皆さんのお宅ではお正月を迎える準備は進んでいらっしゃいますでしょうか?
 高時川の状況ですが、この時期特有の降雨や降雪により水量は豊富にあります。降雨後の一時的な濁りはありましたが、長く続くことはなく、きれいな流れとなっています。
 最近、河川巡視の最中にコハクチョウやカモといった水鳥の姿をよく見かけます。私たちにとっては寒い湖北の地に寒さをしのぎにやってくる彼らを見て心が安らいであるのは私だけではないと思っていますがいかがでしょうか?
 冒頭にも書きましたがいよいよ年の瀬、今年も残すところあとわずかです。みなさまにとっては、この1年はどのような1年だったでしょうか?
 来年も引き続き、高時川の川模様を更新していきますので、みなさまご覧ください。時節柄、くれぐれも体調を崩されませぬようご自愛頂き、良いお年をお迎え下さい。
 平成25年12月17日(火)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 平成25年12月24日(火)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。

【12月26日】 湖岸沿いにあるビオトープで水鳥たちが羽を休めていました。せっかく越冬で来ているので、ゆっくり休んでいって欲しいものです。
 
コハクチョウ
写真 コハクチョウ
(長浜市湖北町 H25.12.26)
  カモ
写真 カモ
(長浜市湖北町 H25.12.26)
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成25年の結果は速報です。

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