高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
【平成26年04月01日号】


 今日から新年度です。「あけましておめでとうございます。」と挨拶したのがつい先日のような気がするのですが、あわただしい年度末があっという間に過ぎてしまいました。
 高時川の状況ですが、先月と同様、流量は豊富にありますが、ここ最近の雨や雪解けの影響で濁りが見られます。
 最近ようやく事務所の桜のつぼみも膨らみ始めました。次号では満開の桜の写真をお見せできると思いますので、ご期待ください。
 平成26年03月11日(火)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 平成26年03月25日(火)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。

【3月28日】 高時川の上流、余呉町中河内地区にザゼンソウの群落があります。僧侶が堂の中で座禅をしている姿に見えることからその名が付いたとのことですが、まさに寒い早春の中、じっと修行をしているようにも見えました。 
 
ザゼンソウ(その1)
写真 ザゼンソウ
(長浜市余呉町 H26.3.28)
ザゼンソウ(その2)
写真 ザゼンソウ
(長浜市余呉町 H26.3.28)
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成26年の結果は速報です。

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