高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
【平成26年05月02日号】


 4月中旬ごろまで寒い日がありましたが、最近ようやく暖かい日が多くなってきました。
 高時川の状況ですが、4月に入ってから徐々に流量が減り始め、4月21日に福橋で流量が0m3/sとなり、その日の河川巡視でも雨森橋より下流側で背切れが確認されました。4月29日から5月1日にかけて30mm程度の降雨がありましたが、背切れの解消には至りませんでした。
 河川巡視では、川岸では桜や菜の花、川の中ではウグイといった春の風物詩を多く見かけました。生き物たちの活動が活発になってくる季節の河川巡視は、仕事の枠を超えた楽しみでもあります。
 暖かくなってきたとはいえ昼夜の気温差で体調を崩しがちな季節ですので、お身体には十分お気を付けください。
 平成26年04月08日(火)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 平成26年04月23日(水)の状況
阿弥陀橋上流
阿弥陀橋上流
福橋上流
福橋上流
びわヤナ
びわヤナ

 ダムダムくん  定点写真撮影場所  ニューちゃん
注)地図中の市町名・地点名は、平成21年12月31日現在の標記となっています。
 河川巡視等で職員が現場に出かけた際には、自らが気がづいた様々な状況も撮影しています。これらの記録は、移りゆく周辺環境を把握し、それらの情報を有効活用していくためのものでもあります。

【4月11日、14日】 河川巡視の最中、色々なところで桜が咲き誇っているのを見ましたが、私の独断と偏見で選びました3箇所の桜を御覧ください。
    
余呉湖畔の桜
写真 余呉湖畔の桜
(長浜市余呉町 H26.4.14)
余呉川の桜
写真 余呉川の桜
(長浜市余呉町 H26.4.11)
雨森の桜のトンネル
写真 雨森の桜のトンネル
(長浜市高月町 H26.4.11)
 高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
 また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
高時川瀬切れ発生状況
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成26年の結果は速報です。

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