高時川の川模様 〜河川巡視で出会ったもの〜
平成22年5月13日号【瀬切れ確認速報 H22-01号】
5月13日、高時川の瀬切れを確認しました。
昨年11月10日の前線性降雨で潤いを取り戻してから、半年経過しています。
昨日まではちゃんと流れていたし、冬の積雪の状況からも、5月中は大丈夫かなぁ〜と思っていたのに、ビックリしました。瀬切れるときは、急に切れるんですね。
今のところ、瀬切れているのは高時川の下流部だけですが、上流域でも何となく流れが細く、面から線の流れに変わってきているよぅにもみえます。いぃ天気が続けば、瀬切れ範囲が上流域へ広がっていくんでしょうか… 点在する水たまりに取り残された魚なども見られなかったのが、幸いといえば幸いかも知れません。本日の河川巡視で撮影した高時川の状況を、下流域のものから順に掲載していますので、ご覧下さい。
それにしても、今週に入ってからの寒さって何?!…、まるで給料日前のお父さんの財布の中身みたい!
平成22年5月11日(火)の状況 ちゃんと流れてます…
平成22年5月13日(木)の状況
難波橋下流(姉川合流後)
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難波橋上流(姉川合流点)
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びわヤナ下流
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びわヤナ
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びわヤナ上流(左岸側より望む)
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落合橋下流
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落合橋上流
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錦織橋下流
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錦織橋上流
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馬渡橋上流
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賀村橋上流
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福橋上流
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寿橋上流
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阿弥陀橋上流
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雨之森橋上流
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富永橋上流
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井明神橋上流
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高時川大橋上流
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高時川の中下流部では、水面がなくなり川が干上がる「瀬切れ」という現象が毎年のように発生しています。瀬切れの結果、遡上したアユなどが大量に死んでしまうとともに、周辺では死んだ魚による強烈な悪臭被害も発生しています。
また、高時川下流域は昔から地下水に恵まれた地域で、水道用水などの水源として年間1.5〜2.5億m3が利用されてきました。しかし、近年、一部の地下水位は低下傾向にあり、安定的な地下水利用に対する不安があります。
注1)平成13年と平成14年は調査を行っていません。
注2)平成22年の結果は速報です。