●容量配分図
下久保ダムは、洪水調節(F)、不特定かんがい(N)、都市用水(W)、発電(P)の
4つを目的とする多目的ダムです。 |
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●洪水調節
下久保ダム地点において、
ダム上流から流れ込む
2,000m3/s(計画)うち
1,500m3/sをダムに貯め込み、
残りの500m3/sをダム下流に
放流します。 |
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●新規利水
東京都の水道用水として12.6m3/s、
埼玉県の水道用水として2.3m3/s、
工業用水として1.1m3/s、
合計16.0m3/sの河川水を利用可能にします。
これは、約400万人の人たちが生活することが
できる水量に相当します。 |
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●不特定かんがい |
●発電 |
かんがい期に神流川の渡瀬地点において
10m3/sを確保するほか、利根川中流の
栗橋地点において、利根川上流ダム群と
ともにおおむね140m3/sを確保します。
また、非かんがい期には神水ダムから
2.35m3/sを確保します。
このほか、1年を通じて三波石峡に
0.323m/3sを流します。 |
ダム直下の群馬県企業局下久保発電所において、最大出力15,000kW、下久保第2発電所で
最大出力270kWの発電を行います。
※下久保発電所では1年間52,463,000kWhの電力量を作ることができます。
これは、火力発電所でドラム缶5万7千本の重油を燃やして作る電力量に相当します。 |