1.基礎岩盤調査 |
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水を貯えるためにダムを造るには、ダムを造るところの岩盤について入念に調査することが大切です。
写真(左)は、下久保ダム予定地の群馬県側の様子です。ここに、幾つもの横穴が見えますが、これはダムの調査のために穿った調査横坑です。調査横坑は、写真(右)のように人間が立って通行できるほどの大きさで、鉱山の坑道のようなものと考えていただくと分かりやすいかもしれません。
下久保ダムの調査横坑は60箇所あり、総延長は2kmを越えました。この数字は他のダムに比べても格段に多く、下久保ダム特有のL字形状から入念な調査が行われたことを示すものです。下久保ダムが調査横坑には調査員が入って岩種や岩級、断層の走向・傾斜、地下水位の位置・状態などを調査し、ダムサイトとしての適性を判断します。
調査横坑はやボーリング調査は、標高や座標を勘案し、グリッド(マス目)状に配置して調査します。 |
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