Q1 なぜ、内水排除施設があるのに水がたまるのですか? Q2 ポンプの能力をもっと大きくできないのですか? Q3 洪水のとき、どのような行動をしたらよいのですか? Q4 水門を閉める時期など、水資源機構から連絡はあるのですか? Q5 内水排除施設の設置対象外の地域では、洪水時にどのような防災対応をするのですか? Q6 水田のかわりに畑を作ったり家を建てたりする場合は、どうしたらいいですか?
Q1..なぜ内水排除施設があるのに、水がたまるのですか?
内水排除施設は、内陸側と琵琶湖の水位 が互いに上昇し、琵琶湖の水が内陸側へ逆流し始めた時点で稼働します。一度たまった水を汲み出すのが、内水排除のしくみなのです。
Q2..ポンプの能力をもっと大きくできないのですか?
ポンプは、洪水時の被害額と設備費用などのバランスを考えて、最も合理的な規模のものを設置しています。
Q3..洪水のとき、どのような行動をしたらよいのですか?
各地域の防災訓練どおりに行動してください。 また市町村の指示にしたがってください。
Q4..水門を閉める時期など、水資源機構から連絡はあるのですか?
水門の閉鎖やポンプ運転などを行う場合は、事前に市町村や各土木事務所、船舶・遊船など行政や民間の関係機関に連絡します。また水門の開放やポンプ運転終了時にも同様に連絡します。
Q5..内水排除施設の設置対象外の地域では、洪水時にどのような防災対応をするのですか?
内水排除施設の対象外の地域の湖岸堤にも、樋門がおよそ300m毎に1ヶ所設置してあり、通常は樋門のゲートを開けておき、中小河川や農業用水路などの水を内陸側から琵琶湖へ流れるようにしています。 洪水で琵琶湖水位が内陸側の水位を上回り、琵琶湖の水が樋門を通って内陸側へ入ってくるような場合には、ゲートを閉めることとしています。しかし、一般的には、ポンプ排水をしないと内陸側の水位が高くなるので、このようなときは関係市町村等が可搬式ポンプ等で内水排除されるよう期待しています。そのため、一部の樋門には、可搬式ポンプが設置できるよう防災用マンホールを設置しています。
Q6..水田のかわりに畑を作ったり家を建てたりする場合は、どうしたらいいですか?
基本的に内水排除施設は、水田の被害を軽減するために設置されています。別の土地利用をする場合は、地盤の嵩上げなど別の対策を講じる必要があります。