群馬用水管理所

地域とともに生きる群馬用水

水が支える豊かな社会 独立行政法人「水資源機構」

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矢木沢ダム
矢木沢ダムは利根川の最も上流に作られた多目的ダム(*1)で、その形式はアーチ式コンクリートダムです。
 矢木沢ダムのある利根川の最上流地帯はひと冬の降雪量が平均12mにも及ぶ豪雪地帯で、雪解けによる豊富な水があることから、昭和の初期から利水や発電の面で注目されていました。
  そして水需要の増大に伴い、奥利根の豊富な水資源の有効利用のため、治水、農業用水、水道用水、発電の総合調整が必要となり、昭和14年に新しい河川の総合開発を目的とした「奥利根河川統制計画」が群馬県により作られました。
  この計画は県内の農業用水と東京都の上水道と発電のために奥利根に当時としては最大級の重力式コンクリートダムを建設するという壮大なものでした。この計画も太平洋戦争勃発によりいつしか消えてしまいました。
 しかし、戦後の復興のため食料の増産や電力の供給増加が必要となり、また東京への人口集中による水道用水の需要増加などにより、戦前の計画が再度「矢木沢ダム共同調査」という形で持ち上がり、その後、いろいろな角度から調査・検討され、ようやく実現しました。
  建設省(現 国土交通省)が昭和34年に工事に着手し、昭和37年に水資源開発公団の設立に伴って事業が承継され、幾多の地理的・気象的悪条件を克服して工事が進められ、昭和42年9月に完成しました。

取水施設
 綾戸取水口
 予備取水口
 赤榛分水工
水路施設
 赤城幹線
 榛名幹線
 利根川サイホン水管橋
 吾妻川サイホン水管橋
流況安定施設
 赤城幹線流況安定施設
 榛名幹線流況安定施設
揚水機場施設
 西部揚水機場
 東部第一揚水機場
 東部第二揚水機場
 相馬揚水機場
 十文字第一揚水機場
 十文字第一揚水機場
水源施設
 矢木沢ダム
 奈良俣ダム
奈良俣ダム 奈良俣ダムは利根川の支流の楢俣川に作られた多目的ダム(*1)でその形式はロックフィルダムです。昭和44年に調査を開始し、平成3年6月に完成しました。このロックフィルダムの体積は1310万立方メートルあり、その体積は日本一を誇ります。
 なお、このダムは楢俣川からだけでなく、隣に流れる湯ノ小屋沢川の水を貯水池に導くための取水堰とトンネルも備えています。
 奈良俣ダムでは貯水池(ならまた湖)周辺の環境整備に取り組んでおり、遊歩道やダム資料館も設置しています。

(*1)多目的ダムとは、洪水調節、水力発電、農業用水、上水道用水などの目的のうち2つ以上の目的を兼ねて作られるダム。



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