
香川用水の概要
香川用水は、昭和43年(1968年)から昭和56年(1981年)にかけて作られた、総延長約106kmの水路であり、水道用水・農業用水・工業用水が流れる区間(共用区間)と農業用水だけが流れる区間(農業専用区間)があります。
共用区間は水資源開発公団(現 独立行政法人水資源機構)が、農業専用区間は農林水産省が施工しました。現在は、共用区間を独立行政法人水資源機構 香川用水管理所が、農業専用区間を水土里ネット香川用水(香川用水土地改良区)が管理しています。
また、平成21年4月から新たに宝山湖(香川用水調整池)も共用区間の管理施設に加わりました。
共用区間(水道用水・農業用水・工業用水)
対象区間 | 導水トンネル (約8km) |
徳島県三好市池田町(香川用水取水工) ~ 香川県三豊市財田町(東西分水工) |
東部幹線 (約35km) |
香川県三豊市財田町~香川県高松市川部町 | |
高瀬支線 (約4km) |
香川県三豊市財田町(東西分水工) ~ 香川県三豊市高瀬町 | |
事業主体 | 水資源開発公団(現 独立行政法人水資源機構) | |
管理主体 | 独立行政法人水資源機構 |
対象区間 | |
導水トンネル (約8km) |
徳島県三好市池田町(香川用水取水工) ~ 香川県三豊市財田町(東西分水工) |
東部幹線 (約35km) |
香川県三豊市財田町~香川県高松市川部町 |
高瀬支線 (約4km) |
香川県三豊市財田町(東西分水工) ~ 香川県三豊市高瀬町 |
事業主体 | |
水資源開発公団(現 独立行政法人水資源機構) | |
管理主体 | |
独立行政法人水資源機構 |
農業専用区間(農業用水)
対象区間 | 東部幹線 (約38km) |
香川県高松市川部町~香川県東かがわ市 |
西部幹線 (約13km) |
香川県三豊市財田町(東西分水工) ~ 香川県観音寺市豊浜町 | |
高瀬支線 (約7km) |
香川県三豊市高瀬町~香川県三豊市豊中町 | |
事業主体 | 農林省(現 農林水産省) | |
管理主体 | 水土里ネット香川用水(香川用水土地改良区) |
対象区間 | |
東部幹線 (約38km) |
香川県高松市川部町~香川県東かがわ市 |
西部幹線 (約13km) |
香川県三豊市財田町(東西分水工)~ 香川県観音寺市豊浜町 |
高瀬支線 (約7km) |
香川県三豊市高瀬町~香川県三豊市豊中町 |
事業主体 | |
農林省(現 農林水産省) | |
管理主体 | |
水土里ネット香川用水(香川用水土地改良区) |
香川用水は年間当たり、水道用水 1 億 2,210 万㎥、農業用水 1 億 500 万㎥、工業用水 1,990 万㎥の導 入水量で計画しており、取水した水は適正に配水しなければなりません。そのため取水から配水まで一 貫性のある高度な水管理が要求されることから、データ通信システムによる水の集中管理方式を採用し、 取水量・水路流量・水路の水位・主要分水工の流量など、必要な情報を管理所で収集及び記録し、ゲー ト操作を行うことで合理的な水管理を行っています。
また、管理所では、皆さんに必要な水を安定的にお届けするため、水路内に入ったゴミの除去や施設 に不具合がないかの確認のため、定期的に巡視作業を行っています。