
管理状況
- 日常管理状況
- 各種訓練状況
水路管理
わたしたちは、天候や作物の生育によって田畑で必要な水の量が変わったときや、浄水場で必要とされる水の量が変わったときには、水路に設置してあるゲートを操作して水の量を増やしたり減らしたりする操作を行います。
こうした操作は、香川用水管理所の操作室からゲートを遠隔操作したり、水路に設置してあるゲートを直接操作したりして行います。

操作室から遠隔操作中

ゲートを直接操作中
また、吉野川から取水した水を香川県内の田畑や水道用水、工業用水の浄水場へ安定して送り届けるために、水路施設の点検・補修・土砂撤去・設備点検整備及び機能診断調査などを行い、水路を管理しています。

施設維持管理(土砂撤去)

土木施設機能診断調査

揚水ポンプ点検整備
調整池(宝山湖)の管理
調整池(宝山湖)は、渇水による断水等の被害緩和、幹線水路施設の事故時・地震時等の緊急水源として、約 300 万㎥の水道用水を貯留しています。
日々の管理においては、定期的に水質測定やダム堤体の挙動観測及び貯留した水を送水するための揚水機場の点検整備等を行っています。

水質測定(宝山湖)

地下水位計測(宝山湖)
防災時の対応
台風、大雨等による洪水や、地震、水質事故時には、「防災体制」に入り、事故を未然に防いだり、被害を最小限にしたりするための対策を講じます。
台風、大雨等による洪水の場合にも、安定した水の運用を行うために、ゲートを調節するとともに、水路に侵入する塵芥を除去する作業を行います。
水路内に油類や有害物質が流出する水質事故が発生した場合には、油類の拡散を防止するためにオイルフェンスを設置し、被害の軽減に努めます。

吉野川洪水時

除塵作業
渇水時の対応
渇水時の取水制限が行われた場合に、人々の生活に与える影響を最小にするために、宝山湖に貯留している水道用水を揚水ポンプにより補給します。
宝山湖は、節水取水時には約 2 週間相当である約 300 万 t の水道用水を貯留しています。


訓練
香川用水管理所では、万が一の災害事故に備え、職員一同で様々な訓練を実施しています。
(例) ・施設巡視訓練
・ドローン巡視訓練
・設備点検訓練
・取水工施設操作訓練
・水質事故対応訓練
・排水ポンプ車操作訓練
・船舶操縦訓練
・地震防災訓練

水質事故対応訓練

ドローン巡視訓練

設備点検訓練

排水ポンプ車操作訓練