
香川用水施設緊急対策事業
香川用水施設は、管理開始から 40 年以上が経過し、老朽化が顕著な施設及び大規模な地震に備えた、施設の改修・補強を行う「香川用水施設緊急対策事業」に関する「事業実施計画」が令和 2 年 8 月 28日付けで認可されました。
香川用水は、県内ほぼ全域に水道用水の約 46%、農業用水の約 26%及び工業用水の約 16%を供給する重要なライフラインです。
施設の従前の機能を回復するとともに、大規模地震に対する耐震性能を確保するため、令和 6 年度までの 5 ヵ年で事業を進めています。

【事業概要】
事業目的:香川用水施設の機能保全、大規模地震に対する耐震化
工 期:令和2年度から令和6年度まで
施工位置:香川県三豊市、仲多度郡まんのう町、徳島県三好市
事業計画:東部幹線、高瀬支線水路、取水施設の老朽化、耐震化対策
建設現場の様子

地中に埋設された水路を 12 箇所の立坑から掘削します。

新たな管路となる鋼管をクレーンで吊り上げ、立坑へ下ろしていきます。

既存の水路の中へ、口径の小さな新たな管路を挿入します。

立坑から挿入された鋼管は現地で溶接され、1 本の新たな管路として生まれ変わりました。