琵琶湖総合開発事業で、上下流の人たちの合意によって治水・利水を目的とした琵琶湖の水位基準が決定されました。この基準をもとに琵琶湖の水位コントロールは行われています。
非洪水期には、常時満水位B.S.L.+0.3mを基準として、琵琶湖の水位維持に配慮した水位調節を行い、洪水期には、水位をあらかじめB.S.L.-0.2m~-0.3mまで下げておくことにより、梅雨や台風などによる洪水時に琵琶湖の水位上昇を低減するよう水位を調節しています。最近では、より自然環境にやさしい琵琶湖の水位操作のあり方が求められています。
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