■流水の正常な機能の維持
また、利根川水系の異常渇水時には、緊急水の補給を行います。
流水の正常な機能の維持
既得取水の安定化と河川環境の保全等のための水量を確保します。
南摩ダム下流の沿川地域では、思川をはじめとする川の水をさまざまな用水として 利用していますが、雨が少なく渇水になると川から水を取ることができなくなります。 そのためいつでも安定して水が使えるようにダムおよび導水路から水を補給し、また川に住む 動植物を保全するためにも必要な水の量を確保します。
異常渇水時における緊急水の補給
計画を上回る異常な渇水に見舞われた場合、その影響は長期かつ広域に及ぶため、市民生活、社会・産業活動は致命的な打撃を受けることになります。
南摩ダムにはこうした危機管理の一環として、経年的に水を備蓄し、異常渇水時に緊急補給するための渇水対策容量として、1000万m³の水を確保し、利根川水系の異常渇水による被害を軽減するために利用します。