日本の川は流れが急で短いため、大雨が降ると一気に海を目指して流れます。勢いが強く、大量の水により田畑が浸水して農作物の被害が出たり、家屋の水没、時には尊い人命が失われてしまったりすることがあります。
このため、ダムでは大雨などにより流入してきた大量の水を一旦貯め、それより少ない量の水を下流へ流すことにより洪水調節(ダム下流の洪水被害の軽減)を行っています。
雨量や河川の水位、流量等様々な情報を収集し、洪水規模や状況を予測・把握します。![]() |
洪水警戒体制をとる時や、ダムの洪水吐きから放流を開始する段階になると、下流及び関係機関に伝達を行います。![]() |
ダムの洪水吐きから放流を行う前に、下流を巡視し、下流河川を利用している人々がいれば注意を促します。![]() |
ダム操作を行い、ダムの洪水吐きから放流を行います。この時、ダムへ流入してくる水量より少ない量を放流する事により、下流域の洪水被害を抑制します。![]() |