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管理所業務紹介

河口堰の操作

今切川河口堰・旧吉野川河口堰では、時期により2種類の操作を行っています。

かんがい期(3月1日~9月30日)

 5日間を1サイクルとし、3湛2落という特徴的な方法で操作されています。取水の安定をはかるため、3日間はゲートを閉めて水を貯め定水位に保ち[3湛操作/定水位操作]、2日間は堰上流低地の排水のため、ゲートを引き潮に合わせて開け、上流の水を下流に流しています[2落操作/干満操作]。

非かんがい期(10月1日~翌年2月末)

 堰上流低地の排水のため、ゲートを引き潮に合わせて開け、上流の水を下流に流します[干満操作]。

3湛2落操作模式図

3湛2落操作模式図
定水位操作

 管理水位(おおむね TP+70cm)を保ち、取水の安定を図ります。
 原則として、調節ゲート上段のオーバーフロー(ゲートを下げ水を上から流す)と制水ゲートのアンダーフロー(ゲートを上げ、下から水を流す)により操作を行っています。
 ただ、満潮時に堰下流の水位が高くなり、堰上流水位が管理水位を超えると予想される場合、制水ゲートの操作により事前放流し、堰上流水位を下げることで水位の異常上昇を防ぎます。

定水位操作

干満操作

 上流低地の排水のため、制水ゲートのアンダーフローで放流します。満潮時にはゲートを閉め、海水の遡上を防ぎます。

制水ゲートアンダーフロー

※ただし、洪水時には両時期とも、河川の流量に応じて全ゲート(調節ゲート・制水ゲート)の操作を実施する場合があります。

施設の点検

 河口堰のゲート設備、水位計や塩分計などの観測設備、そして河口堰を遠方操作するための電気通信設備などにつき、その機能を正常に維持し円滑な運用をはかるための点検も大切な仕事です。

調査

 旧吉野川最上流から今切川河口堰・旧吉野川河口堰の上下流までの範囲での水質調査を実施しています。また、河口堰の魚道を遡上しているアユの数の調査も実施しています。

くわしくはこちら>>>(旧吉野川・今切川の水質調査へ)
くわしくはこちら>>>(遡上調査データへ)

補修工事

河口堰補修工事

 点検結果に基づいて、各設備の補修工事を行っています。例えば、河口堰のゲートは常に水にひたされ、休みなく動いているので、その機能を正常に維持するために、定期的に塗装をしたり、部品の取り替えをおこなっています。

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独立行政法人 水資源機構
旧吉野川河口堰管理所

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